ラインアート(シャルマン)を知ったら終わり|もう普通のメガネには戻れない話

私のメガネ選びの基準、それはただひとつ。「かけ心地」です。デザイン? まあ悪くなければ。値段? 気にしなくもないけれど二の次。とにかくかけ心地。顔に乗せた瞬間に「あ、これだ」と思えるかどうか。それだけです。

こんにちは、裸眼視力0.01の超強度近視&眼鏡店スタッフのアイです。

そんな私が出会ってしまったのが、福井県鯖江市が生んだブランド「ラインアート(LINE ART CHARMANT)」でした。

鯖江といえば、日本が世界に誇るメガネの聖地。国内生産シェア9割以上というバケモノみたいな数字を叩き出している場所です。そこには腕利きの職人さんたちがいて、一本一本のフレームに魂を込めています。大げさじゃなくて、本当にそうなんです。

そもそも「エクセレントチタン」って何がすごいの?

ラインアートを語るうえで避けて通れないのが、エクセレントチタンという素材です。

これ、ただのチタンではありません。東北大学とシャルマンが共同で開発した、「メガネのために」生まれたチタンなんです。

大学の研究室とメガネメーカーが手を組んで、メガネに最適な金属を一から作った。そう聞くだけで、ちょっとロマンを感じませんか?

このエクセレントチタンのすごいところは、形状記憶性とバネ性です。

  • ぐにゃりと曲げても、すっと元の形に戻る
  • しなやかにたわむので、顔の形にやさしく沿ってくれる
  • それでいて軽い

金属なのに、まるでやわらかい羽根をかけているような感覚。「チタンってこんなに進化してたの?」と、思わず声に出してしまいました。

秘密は「テンプル(つる)」にあります

そして、ラインアートというブランドの正体は、このエクセレントチタンをテンプル(つる)に採用したメガネである、ということ。

メガネのかけ心地を決めているのは、実はレンズでもフロント(顔の前の部分)でもなく、耳にかかるテンプルなんです。ここが硬いと、こめかみを圧迫して頭が痛くなる。ここが弱いと、すぐに広がってメガネがずれ落ちる。

ラインアートのテンプルは、しなやかなバネのように、こめかみを「締めつける」のではなく「やさしく支える」。だから、あの不思議なかけ心地が生まれます。

初めてかけた瞬間、正直ちょっと笑ってしまいました。

「え、軽すぎない? かけてる? これかけてる?」

鼻への圧力がほぼゼロ。耳の後ろも痛くない。長時間かけていても疲れない。これが日本の技術か、と震えました。

シリーズ名は「音楽」から。ソロ、メヌエット……

ラインアートには、いくつものシリーズがあります。おもしろいのは、その名前がすべて音楽の言葉から採られていること。

  • ソロ(SOLO)
  • メヌエット(MENUET)

……といった具合です。

そしてどのシリーズも、唯一無二のデザインです。テンプルのラインの描き方がシリーズごとにまったく違っていて、他のブランドではちょっと見ない風貌をしています。並んでいるとひと目で「あ、ラインアートだ」と分かるくらい、個性がはっきりしています。

「メガネは道具だから地味でいい」と思っていた方が、ラインアートのテンプルの曲線を見て「これ、きれい……」と黙り込む瞬間を、お店で何度も見てきました。

気になるお値段は?

正直にお伝えします。安くはありません。

フレーム価格は4万円以上が中心です。上を見ると、ダイヤモンドがあしらわれた高価格帯のモデルもあります。

「メガネに4万円?」と思われるかもしれません。でも、毎日・一日中かけるものだと考えると、見え方が変わってこないでしょうか。かけ心地でストレスを感じない時間が毎日続く、その価値をどう見るか、だと思います。

テレビでも、よく見かけます

これは仕事柄つい目がいってしまうのですが、テレビに映る方がラインアートをかけていることが、本当によくあります。

人前に立つお仕事の方は、長時間メガネをかけたまま集中する場面が多いはず。しかも、見た目の印象も大事。その両方を満たすブランドとして選ばれているのだと思うと、納得感があります。

一度覚えてしまうと、テレビを観ながら「あ、あの人ラインアートだ」と気づいてしまうので、ちょっとした職業病です。

こんな人にこそ、試してほしい

お店に立っていて、「この方には絶対に一度かけてほしい」と思うのは、こんな方々です。

  • 長時間メガネをかける方(デスクワーク、読書、運転など)
  • メガネをかけ慣れていない方(初めてメガネを作る方、老眼鏡デビューの方)
  • メガネのわずらわしさを感じやすい方(重い、痛い、ずれるのが苦手)

意外に思われるかもしれませんが、メガネに慣れていない方ほど、ラインアートの良さが分かります。かけ慣れている方は「メガネとはこういうもの」と多少の不快感に慣れてしまっていますが、慣れていない方はその違和感に敏感だからです。

「メガネって、こんなに何も感じないものなんですね」——そう言われたことが、何度もあります。

メガネがずれる・鼻に跡がつくといったお悩みがある方は、メガネがずれる原因5つやメガネの鼻あとを消す方法もあわせてどうぞ。

販売員の本音:とにかく「かけてもらう」

お客様にラインアートをおすすめするとき、私が必ずすることがあります。

とにかく、実際にかけていただくことです。

言葉でどれだけ「軽いんです」「しなやかなんです」と説明しても、あの感覚は伝わりません。でも、かけていただいた瞬間に、ほとんどの方の表情が変わります。

そして、これが正直なところなのですが——

デザインよりも、そのかけ心地に感激して購入される方がほとんどです。

「かっこいいから買う」ではなく、「かけた瞬間の楽さが忘れられないから買う」。こういう買われ方をするブランドって、実はそんなに多くありません。

で、私はどうなったかというと

問題はここからです。

ラインアートを使い始めてから、他のメガネがかけられなくなりました。

正確には「かけられる」んですよ。でも無理なんです。「あ、重い」「あ、耳痛い」「あ、鼻に跡つく」ってなる。基準が狂ってしまった。完全にラインアートに壊されました(褒め言葉)。

まとめ

メガネ好きの皆さんにお伝えしたいことがあります。

ラインアートは「一度試したら終わり」のブランドです。覚悟して試してください。

でも、もし試してしまったなら——ようこそ、沼へ。

お近くの眼鏡店で見かけたら、ぜひ一度かけてみてください。買わなくても大丈夫です。ただ、その「何も感じない感じ」だけは、一度味わってみてほしいんです。

👓 ラインアート公式サイト

最新のラインナップやブランドの世界観は、公式サイトでもご覧いただけます。

https://www.lineart-charmant.com/(新しいタブで開きます)


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